LUCKY通信 2019年9月号 乗降客「新宿駅」日本一

昨年4月から今年3月にかけて、東京の主要駅の1日あたり平均乗降客数は、新宿が約383万人、渋谷が約334万人、池袋が約268万人に達しました。この3駅は全国の中でもトップ3を占める屈指のターミナル駅で、特に3駅の中でも新宿駅は訪日客で最も賑わい、私鉄沿線でのマンション開発が相次ぎ、前年に比べた伸び率は1.4%以上に達し、他の2駅を上回りました。

路線別では小田急線の伸び率が2.9%と最も高く、西武新宿線の2.0%がそれに続きます。

小田急線は、2018年3月に東北沢~和泉多摩川間(10.4キロ)の複々線化を実現。最混雑区間である世田谷代田~下北沢間のラッシュ時の混雑率は192%から151%へと大きく緩和。町田から新宿までのラッシュ時所要時間も37分と12分短縮されました。この利便性向上が乗降客数の大幅増へとつながりました。

またJR駅の比較でも新宿は前年比1.4%増の約157万9千人、池袋は0.1%増の約113万4千人、渋谷も0.1%増の約74万2千人と乗降客数・伸び率ともに新宿が2駅を圧倒しました。このJR新宿駅、実は2007年度の約157万2千人をピークに、2008年のメトロ副都心線開業後、乗降客を奪われ、2011年度には146万8千人まで落ち込んでいました。それがその後、インバウンドの盛り上がりで新宿駅周辺を訪れる訪日客が急増しました。

乗降客数

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