LUCKY通信 2019年3月号 急成長のコワーキングスペース

20192018年のオフィス市場の最大の話題はコワーキングスペース(コワーキングオフィスまたはシェアオフィスとも言う)でした。人手不足の中で、企業は働き方改革や生産性の向上が求められており、コワーキングスペース拡大の背景には、異分野や異業種との交流による生産性の向上をもたらす場としての期待があるようです。

さらに、新規設立企業(スタートアップ企業)やIT関連企業の入居先としても、多種多様な働き方の受け皿としてコワーキングスペースへの期待は大きいと思われます。

米国のニューヨークに本社を置く、起業家向けのコワーキングスペースを提供するウィワーク(WeWork)は、15カ国49都市に155ヶ所以上の拠点を持ち、13万人以上の会員にスペースを提供しています。顧客としてはスタートアップ企業やフリーランスだけではなく、マイクロソフト、アメリカンエキスプレス、レッドブル、ガーディアン、Airbnb等も挙げられます。日本でも、三井不動産、三菱地所、東急不動産、日本土地建物、東急電鉄、ザイマックスなど多くの企業がコワーキングスペースを手がけています。

コワーキングスペースの機能的な特徴としては次のようなものがあります。

・一つの空間をシェアし、そこで色々な人が働いている。

・フリーアドレス式(固定席や小規模オフィスもある)

・月額プランや1日単位の利用も可能。

・初期費用、ランニング含め、普通にオフィスを借りるより圧倒的に低コスト。

・打合せスペースや複合機、wi-fiなどは共有。

・打合せの場として会議室がある。

そう言えば昔、小さな事務所さえ借りることが出来ない人のために「貸し机」というのがありました。

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